その人らしさの定義って?

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その人らしさの定義って?

介護業界にいると『その人らしさ』とか『その人らしい』という言葉に出会います。


私も今まで漠然と使っていましたし、このブログでも『その人らしく』あるために介護をする、と述べてきました。


でも、『その人らしさ』って具体的に何でしょう?



アイデンティティのことでしょうか?

アイデンティティ=自己同一性、と訳されますが、自己同一性って何かといえば、「自分が自分であること」という意味合いになると思います。


じゃぁ「自分が自分であること」って??




どつぼにはまりそうですf^-^;





利用者さんの『その人らしさ』について、例えば○○さんらしいといえば・・・

Aさんは専業主婦だったから家で失ってしまった家事活動をすることがAさんらしさ・・・になる?

Bさんは明るくて人前で目立つことが好きな方だから、みんなの前で話したり冗談を言ったり、歌をうたていることでBさんらしくあれる・・・?

Cさんは土いじりが好きだから、園芸作業や畑作業をやっていただくことでCさんらしくあれる・・・?



なんだか今まで、その人の持つ性格や役割や特技等の“要素”に着目して『その人らしく』いられるように、『その人らしさ』を取り戻せるようにすることに焦点を当てていました。

Aさんたちはパッと見、『その人らしい』状態でしょう。。。





でも、さっきお風呂でシャワーを浴びていた時にパッと考えが浮かびました。



そもそも『その人らしさ』じゃなくて『自分らしさ』って何だろうという視点から考えていました。


自分が自分であるということはどういうことか??



あなたは、どんな時、どんな状況、どんな状態で『あなたらしい』と定義できますか??




ふと、海外ドラマのLOSTを思い出したんです。

無人島に不時着した乗客たちのサバイバルなんですが・・・


もし、自分が無人島に独りだったら、自分らしさって・・・・



そう!!




『その人らしさ』って誰か他者がいてはじめて成立するんではないかと。。。



例えば私は両親の息子であり、弟の兄であり、祖父母の孫であり、従兄弟の従兄弟であります。

その他にも、職場では上司の部下であり、同僚の同僚でありったり、友人の友人であったり、先輩の後輩であり、趣味のサークルの人の仲間だったり・・・etc



つまり、人は誰か他者との関係性の中で『その人らしさ』が成立しているのではないかということです。

その人らしさが失われることは役割の喪失とよく言われますが、役割の喪失とはつまり誰かとの関係性が無くなることではないでしょうか?


例えば、私の息子としての役割は両親がいなくなれば無くなります。私の息子としての自分らしさが喪失していくのです。

同じように、事故にあって今の仕事を辞めなければならないとすると、デイサービスの管理者としての役割の喪失が、上司や同僚との関係性の喪失と捉えられます。



そうして見ると、『その人らしい』介護とは、その人がその人らしくいられるための(その人として見てくれる誰かとの)関係性を、回復、修復、再構築、新築することではないでしょうか?

天涯孤独の人だったら、宗教上の“神”との関係性によって自分が肯定されることもあるでしょう。



と、『その人らしさ』というものを、誰かとの“関係性”と捉えてみました。


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この記事へのコメント
私もよくその人らしさと言う言葉使います。が、あまり深く考えた事もなく(汗)考え出すとドツボにはまりますね(>_<)
私は仕事中は女優になることが多くあります。利用者さんに自信をつけて頂ける様に何でも言いやすい雰囲気作りに心がけています。かなりの多重人格者かも(^^ゞ
きんさんの言う通り他者の存在はとても必要ですよね。その中の一人として共に笑ったり泣いたり利用者さんの生活の歯車になれればいいなって思います。
うまくコメント出来ずごめんなさい。
Posted by ひーちゃん at 2008年07月14日 08:46
ひーちゃんさんコメントありがとうございます!

女優ですか!?素晴らしいですね!利用者さんの自信をつけて差し上げることはとても大事だと思います。
ただ、自身を失ってどん底にいる利用者さんを上から引き揚げるだけではなく、一緒のところまで下りていくことも大事だと思います。ただ、一緒に転げ落ちないようにすることが専門職の腕の見せ所でしょうね♪

コメント嬉しいです(^−^)
Posted by kinsan at 2008年07月17日 06:13
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