話しかけにくい男性利用者の心

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話しかけにくい男性利用者の心

デイサービスに限らずレクレーションやその他の活動に参加せず、ジッと座っている方がいらっしゃいますね。

その対応にとても苦労すると思います。


私たちも頭では「ずっと仕事一筋でやってこられた○○さんだから、今さらおばあさんの中で一緒に風船バレーなんてやりたくないよね」と一応の理解を示します。


しかし、人員の問題やレクの内容のせいで気持ちよくお誘いすることもできず、パッと見ると“放置”になってしまったり・・・・



このような男性利用者はどのような心境なのでしょう???



ある心理学者によると、自分が孤独だと思っている人は、第一に自尊心が低く、自分に対する評価が低いということを発表しました。

そしてこのような人の心理的特徴は自分は人と比べてダメな人間で、自分に自信がない。しかし自意識は高い。このため周りの人に対して自らが好意的でなく、人を信頼しない、援助的でもない、社会は不公平で自分ではどうしようもないという無力感を持っている



つまり、孤独な人は自分自身に対しても、人に対しても、社会に対しても否定的なため、ますます孤独に陥っていくということです。



これを冒頭の男性利用者に置き換えてみましょう。



この場合、男性は孤独を感じているのではなく、 自尊心が傷ついているということが当てはまるでしょう。


自尊心が傷つくという理由は色々あります。

役割の喪失、身体的能力低下・・・・


こんな体になってしまっておしまいだ・・・

昔できたことが何もできなくなってしまった・・・

情けない。生き恥をさらして・・・

死んだ方がましだ・・・



まずはレクリエーションに参加してもらうこと自体ではなく、自尊心の回復が優先かもしれません。


自尊心の回復はどうするか?



それは『関係の修復、再構築』と『役割の創造』の二つです。

関係性はこちらの記事をご覧ください。
http://kintokaigo.seesaa.net/article/104923833.html

役割はこちらの記事をご覧ください。
http://kintokaigo.seesaa.net/article/104744029.html


(関係性の重要性は今後もう少し詳しく記事にしたいと思います)



『関係の修復、再構築』と『役割の創造』によって少しずつその人の自尊心が向上していけば、おのずと周囲に対しての壁が無くなっていくかもしれません。


レクをやってくれる男性もいます。その人は社交的で明るい性格というのでは無いはずです。

誰しも、あなただって深く傷ついていたりしたら社交的にも明るく振る舞うこともできないのではないでしょうか?


しかし、「色々な問題で一人の自尊心を高める時間が割けない」というのでしたら工夫してみてください。


「今日は○○さんを中心に風船バレーをする」と朝の打ち合わせで話し合ってください。

その人が偶然にも目の前に飛んできた風船を拾ったらみんなで大げさなくらいほめてあげてください。ほめられて嫌な気持ちの人はあまりいません。周りの利用者さんも一緒になるくらいスタッフが先頭に立って褒めてください。その人がニコッとでもしたら少し自尊心が回復したと思います。

そして、レク後もしっかり感謝や称賛をその人にフィードバックしてください!



“性格”として理解することは簡単です。しかし、私たちが表面的に見る性格を構築しているのはその時の“気持ちの状態”ではないでしょうか?
自尊心の回復のために自分たちが何ができるかを考えてアプローチしてみたいですね!




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この記事へのコメント
心理学者が述べたような性格なあたしです                 あたしはレクに参加されない利用者様はレクをしている傍に連れて行きます  声掛けをしながら様子みます  職員が多ければずっと隣にいます 話したりただ手を握っているだけだったりもあります                 レクを手伝ってと注意されると内心あーあって感じに思います                    あたしのしている事わかってもらえないんだと悔しさ諦めみたいな日々です
Posted by ヒイ at 2008年08月24日 19:45
ヒイさんコメントありがとうございます!

ヒイさんは本当に私が考えているような介護を実践できる方ですね。ただいつも周りの理解が少なくて悶々としている様子がうかがえます。

介護はチームワークです。やはり一人でできるものではないと思います。ヒイさんのやっていることを分かってもらおうとヒイさん自身もアプローチしてみてください!!

どうしても頭が固い職場ならば・・・転職・・・
Posted by kinsan at 2008年08月27日 07:04
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