地方の成功、首都圏は?

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地方の成功、首都圏は?

介護の情報誌などを見ていると、本当に良い介護を実践されている方たちがたくさんいらっしゃいます。

カリスマ的な人が興した個性的な事業所もあれば、名も無き人たちが目の前の困った人を助けたいがために奮闘し、軌道に乗せてる事業所もあります。

私も一介護士として、また事業所の管理者として見習うべきものが多いです。



さて、素晴らしい事業所は全国にたくさんあります。

しかし、ここで一つ気付くことが…



これらいわゆる”成功事例”の特徴なんですが。。。


『地方』が多いのです!


成功事例の事業所の所在地を見ると地方がとても多いのです。



都市部も載っていることが多い!と反論もあると思います。


もちろん都市部の成功事例も多いですね。

しかし、福岡、大阪、京都、奈良、仙台、札幌など都市部でもその土地にアイデンティティを持ちやすい場所が多い気がします。



私が懸念するのは都市部のうちでも、東京(23区)、横浜、川崎、さいたま、千葉(北部)という、首都圏での成功事例が少ないことです。




首都圏の1番の特徴……



『人口流入が多い』『発展開発が続いている』です。


これらの特徴はつまり”地方からの呼び寄せ高齢者が多い”、”地域の変化が続く”というものです。


地方の成功事例を見てみると、地域に昔から根差している社会福祉法人が地域福祉事業に本腰を入れだしたり、地元の志がある人によって興されたり、その土地独自の特徴や風習を継続させることで、利用者に”昔ながら”の環境で介護を提供していたりします。


一方首都圏はどうでしょうか?極端な言い方かもしれませんが、人種のルツボです。色々な土地の出身者が1番集まっているのが首都圏ではないでしょうか?



つまり、首都圏は地方の武器である”土地柄”や”アイデンティティ”や”郷土愛”が通用しにくいのです


何と言っても、色々な土地の出身者がいるのですから。。。



ちなみに川崎にある私のデイサービスの職員は私を含め、全員川崎外の出身、神奈川以外の出身でした。

利用者はというと、やはり平均しても出身地が川崎以外が半分くらいです。

「この辺も変ったわね」と川崎出身の方が言っても、「こっちに来たばっかりだからね」という感じです。



介護情報誌を見ていてこんな状態の首都圏や、自分の目の前の利用者さんたちの特徴を考えると、地方の成功事例を安易に取り入れることは慎重になってしまいます。


事業所の管理、運営ノウハウなど参考にできることはあります。

しかし、介護のソフト部分は簡単には導入できません。


なぜなら地方の成功事例はその土地で実践されるから1番うまくいくのです。

言い換えれば、その土地に合わせた地域福祉の介護を実践していると言えます。



”自分らしさ”や”個性”には出身や郷土愛が大きなものの一つです。

それを共有しているお年寄りが多い土地ではそれが、介護の質を高める一助になるでしょう。


しかし、首都圏ではそれが使いにくいので、特徴として見られるのは“高級”とか“リハビリ”とかです。

これらは出身は問いませんからね。




しかし、首都圏だって特徴があるし、短所に見えることも逆に捉えれば利用者さんの“自分らしさ”を引き出すことができます。


地方出身の方の郷土料理を作っていただいて、みんなで食べたり。
郷土の歌をうたっていただいたり。

その人の良さを引き出すには必ず使えるものですね。



こんな首都圏の、いえ、あなたが働く土地の特徴やニーズ、利用者さんのニーズに合わせたその地域だからこそできる、その地域の人のための介護こそ、地域福祉の根ざした介護ですし、自分らしさを引き出す鍵な気がします



※ちなみに、成功しているからと言って、全国一律にその介護のやり方を導入させたり、さらには制度化しようとする行政には疑問です。



うちのデイは毎年ある大学から実習生が来ます。「死にたいわ」とおっしゃる利用者さんの言葉にショックを受けつつ、寄り添うことを学んできました。
三崎港 111.jpg

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この記事へのコメント
雑誌 見学などを見て他事業者の良いところを真似してもうまくいくわけありませんよ(−_−メ)                その方達には絶対なれないのだから                    いいところをすぐ真似したり取り入れる仕組み大嫌い!           自分の持っているカラーを出せばいいんですから              常にそう思い日々仕事をしています
Posted by ヒイ at 2008年08月29日 23:07
ヒイさんコメントありがとうございます!

人のものでも良いものを取り入れることは大事だと思います。世の中は温故知新、模倣と改善で進歩していますからね。全てを最初から拒否することは少しもったいないと思います。
自分たちのカラーに対して、良いものを客観的に見て取り入れると良いのではないでしょうか?

あと、介護に限らず、全てを一人で行うことはできません。また、利用者さんにとっても「○○さん(介護士)でなくてはダメ」と言われるようでは本当のプロの介護士ではないと思います。
Posted by kinsan at 2008年08月30日 08:23
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