感じる介護と『課題分析型』

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感じる介護と『課題分析型』

今日はなんだか目からウロコが落ちました。

自分が今までやってきた介護が間違っていたわけではないのですが、欠けていた部分に気付いたのです。介護の真髄の扉に手をかけることができたた気がしたのです。


私は常々、『相手の立場にたつこと』や『寄り添うこと』を強調していましたが、実際にはできていなかったのです。大事なことが欠けていました。



私の職場の先輩はよく自分自身の介護を「感覚で動く」とか「利用者の心を感じる」と表現していました。

私はその主観的で抽象的な表現を分析して考えて、言語化してきました。


「先輩は利用者の何に着目して、どんな考えで支援しているのだろう?」

「そうか!利用者さんのこういう状況や言動から、関係性や役割の構築を目的として支援しているんだ!!」



こんな感じで、先輩の介護を分析し、自分自身のモノにしてきました。



しかし、このような私の介護は
利用者さんの心を感じる『寄り添い型』ではなく、利用者さんの置かれている環境や気持ちからどのようにアプローチするかを考える『課題分析型』だったのです。



元々、物事をロジカルに分析して捉える性格であることや、ソーシャルワークやケースワークを学んできたので『課題分析型』に傾倒してしまったのかもしれません。


しかし、利用者さんに寄り添ったり、心を感じる介護は、”課題を解決する”ことではなく、”共に生きる者として隣にいる”ことなのだと感じました。



利用者さんは私を頼りにしてくれたり、可愛がってはくれます。しかし、先輩たちは利用者さんたちから「○○さん、ちょっと…」と呼びかけかけられたり、聞いてほしいと要求されます。

その違いは「心を感じているか否か」だったのです。



利用者さんにとって『課題分析型』の私は専門職であり、近いようで一線を引いている関係だったのです。利用者さんにとっては支援者です。

『寄り添い型』の先輩たちは利用者さんにとっては隣にいて一緒に感じてくれる人だったのです。


私は管理者になって、この心を感じることから遠ざかっていました。



しかし、どちらが大事とも言いません。両方大事です。偏ってはいけないのです。


ここ半年で私は一度だけ利用者さんの心を感じたことがありました。
(振り返ってみると半年で一度しか感じられないなんて介護職としては未熟もいいところです…)

独居で天涯孤独で60代の男性利用者が、外国人風俗嬢と付き合い、盛り上がっていました。毎日喜々として風俗嬢との関係を話していました。
しかし、ある時「本物じゃないんだ」とお金の関係であることの心痛を吐露されました。しかし、偽りでもそんな関係を求めるくらい彼は孤独だったのです。

そんな彼の立場を想像してみたのです。たったそれだけです。イメージしただけです。

その瞬間、私は深く冷たい闇に落ちていく感覚に襲われたのです。
胸が締め付けられるように痛くて、辛くて、すぐにイメージから戻りました。

想像した彼の孤独は本当に深く冷たい闇でした。

彼はこんなにも孤独を感じているのか!?と自分自身のことのように辛くなりました。



常にこんな利用者の心に触れていたら自分がもたない!そう感じました。

利用者さんに寄り添うことから自分を守っていたのです。ある種の自己防衛ですね。利用者さんに寄り添いすぎたり、のめりこんで感情移入しすぎると、鬱になったりしてしまう介護職も少なくありません。


しかし、先輩は「kinsanが無理だと思う時は無理に寄り添うことはしなくて良いと思うよ。私だって利用者さんに寄り添って自分が無くなりそうになった頃があったもん。でもそうやって少しずつ利用者さんに揺さぶられながら、寄り添うことで本当の感じる介護ができるんだよ」

一介護職としての一つの道を示していただいた気がしました。



専門職としての分析は必要ながら、心に寄り添い、つかむところはつかむ!!利用者さんの大事なところは逃さないことが大事です。

介護職の専門性には”心に寄り添い”ながら”課題分析”できることが必要ですね!

介護の専門性新提案への道のりは遠いです。

今日は先輩をとても尊敬しました!


うちのスタッフはスゴイです!

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