認知症(アルツハイマー型)は病気か?

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認知症(アルツハイマー型)は病気か?

kinsanは1月まで数回にわたり認知症介護実践者研修に行くことになりましたので、認知症についての記事が増えるかもしれません。

正直なところ、個人的には“介護職”として認知症を特別に取り上げることには若干違和感を持っています。ご家族様にとってみたら、認知症という状態は在宅介護をとても困難にし、家庭崩壊や介護殺人までに至る大きなテーマでありますが、介護職としては認知症も片麻痺もパーキンソンも利用者さんが持つ一つの状態であるわけで、どんな方に対しても、その人らしく生きられる介護をすることは変わらないと思うからです。


とは言うものの、認知症が世間でも現場でも家庭でも注目を集める大きなテーマであることは変わりありません。


さて、早速昨日第一回目の事前講習がありました。


その中で少し不思議に思うことがありました。





「認知症は病気です」





という言葉。多分現在の世の中では認知症は病気だという見解がほとんどでしょう。様々なメディアの報道から一般の方でも認知症を病気ととらえている方がほとんどいると思います。

認知症の理解が進んだ結果と言えますし、ボケ老人として扱われた昔よりは良いのかもしれません。


ただ私は少し違和感を覚えるんです。確かに脳血管障害からくる認知症は病気と定義付けされるかもしれません。しかし、アルツハイマー型認知症は本当に病気と決定づけられて良いものでしょうか?と。


アルツハイマーの原因は現在はっきりとわかってはいません。脳にβアミロイドタンパクが蓄積して脳が委縮してということは言われています。しかし、何故かが良く分かっていないんでしょうね。
原因らしきものを見てみると、運動不足だったり喫煙だったりなんだか生活習慣病みたいな感じです。


逆にアルツハイマーの予防だったり進行を緩和する方法として挙げられているものは、運動、社会参加、食生活などのこれまた生活習慣病の予防みたいな内容です。



アルツハイマーは生活習慣病なのか?と思ってしまいます。




アルツハイマーの原因が特定できない中で、私はアルツハイマー型認知症は「老いの過程の一つ」ではないかと思うのです。

耳が聞こえなくなっていく、目が見えなくなっていく、足が悪くなっていく・・・こういう老化の中に脳の委縮が含まれているのではないでしょうか?

さらに、アルツハイマー型認知症は竹内孝仁氏が「介護基礎学」(医歯薬出版)で提案した「葛藤(かっとう)型」「回帰型」「遊離型」に見られる分類が私はとてもしっくりくるのです。

老いによる心身機能の低下に加え、役割や関係性等の喪失体験を経て、引き起こされるものだと思うのです。


つまり、何らかの病原的因果関係によって脳の委縮が起こり、アルツハイマーになるのではなく、老いや喪失体験によって結果的に脳の委縮が起きてアルツハイマーになるのではないかな?と思うのです。


その証拠に、認知症ケアとして巷に広がっているのは馴染みの環境や関係、役割、安心できる環境などです。老いて喪失したものを修復、再構築するというケアが薦められています。





別に病気でも老いでもいいじゃないか?認知症は認知症なんだし・・・





と思う方もいるかもしれませんが、私は認知症を病気と定義してしまうと、結果的にその人を“患者”と見てしまう無意識が生まれてしまうのではないかと思うのです。

認知症ではなく、認知症を持つ“その人”を見るとよく言われますが、病気にするとどうしてもその人を生活者としての視点ではなく、病気へのアプローチとしてのケア、つまり治療だったり、予防として接してしまう気がするのです。


病気と定義することが認知症の理解には役立ちましたが、結果としてその人を見る妨げになっているのです。



老いの一つとしてみると、その人の歩んできた人生の先に今のこの人がいるのだと、生活者としての視点が生まれるのではないでしょうか?



少し、文章として読みにくくなってしまいましたが、一言「認知症を病気としてではなく、老いの一つとしてみてみませんか?ちょっと変わった視点になれるかもしれませんよ」ということをお伝えしたいです。
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Category 認知症

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この記事へのコメント

アルツハイマー型痴呆は比較的若くても発症する、β蛋白を体の中で処理でき無いと言った異変が起きてますのでアルツハイマーは病気だと思います

老人性の痴呆は頭の細胞が死んだことによって起こるのでこちらは病気でないと言えば無いかも知れませんね

Posted by at 2009年05月24日 00:03
匿名希望の方コメントありがとうございます!

適切なご指摘ありがとうございます!

この内容ですと、アルツハイマーは病気だと定義できるかもしれませんね。。。

老化と病気の違いは紙一重かもしれませんし、明らかに違う場合もありますね。

この医学的知識理解に関しては私もまだまだ勉強不足だと痛感してます!

今後とも、情報不足や不勉強で見当違いな記事を書いていたらご指摘よろしくお願いいたします!
Posted by kinsan at 2009年05月25日 08:14
でも、
私は、認知症を病気と定義づけない、あなたの文章に救われたなあ。
患者としてじゃなくて、人としてみていきたいもの(≧∇≦)
Posted by Judy at 2014年12月23日 13:54
Judyさん、コメントありがとうございます。

お返事遅くなりごめんなさい。拙い文章がお役にたてたのであれば幸いです。
Posted by kinsan at 2015年02月28日 20:15
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