尊厳とはどういう意味でしょう

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尊厳とはどういう意味でしょう



最新の尊厳についての記事はこちら⇒2013年3月5日現在『介護における尊厳とは@』

『尊厳』とは何でしょうか?

介護を生業としているとよく使う言葉ですね。


尊厳を守る
尊厳を支える


さぁ、いかにもなセリフなので私たちは無意識に「利用者さんの尊厳…」と使ってしまいますが、これもしっかりとした認識を持っていなければただの掛け声になってしまうことがお分かりだと思います。


辞書などでは………

・尊くおごそかで侵しがたい・こと(さま)。



また、『個人の尊厳』で調べると・・・

・すべての個人が人間として有する人格を不可侵のものとし、これを相互に尊重する原理をいう。人間の尊厳、個人尊厳の原理、人格不可侵の原則。基本的人権と同義ともされる。


ん〜、つまるところ、人間がみんな持っている守られるべきもの、という自然の法則、原理、権利みたいな抽象的なもの、象徴的なものだということですね。




私は尊厳を次のように考えます。


『尊厳とは自尊心によって支えられる、自分が生きてることを肯定できている自分(またはその状態)』


です。


利用者さんで言い換えると……


『自分は生きていて良いのだと思えている利用者さん自身(またはその状態)』


です。




あれ?じゃぁ自尊心とどう違うの?ということになりますね。

自尊心とは読んで字のごとく『自分を尊いと思う心』『価値ある人だと思う心』のことです。

つまり本人が自分をどう見ているか、どう感じているかが自尊心ですね。


自尊心が高いということは「自分は価値ある人だ!生きていて良いのだ!」と自分の存在価値を認められるのです。


なので、自尊心が高いとすなわち自分が大切だと思えている(状態やその人そのもの)ので尊厳が守られていると言えるのだと思います。


ものすごく平たく言ってしまうと……


『尊厳を守る(支える)』


イコール


『その人が高い自尊心をキープできるようにすること』

だと思います。



ですから、尊厳を支える、守るということはすなわちその人の自尊心を高めることと言い換えることができるでしょう。


自尊心を高めるためにはまず生活者として暮らせるような支援、他に役割支援http://kintokaigo.seesaa.net/article/112048204.htmlや関係支援によってできます。

それぞれの支援については別記事をご覧ください。

これら自尊心を高める支援は他者がいて初めて成り立つものだということだけ言及しておきます。


辞書などからは、尊厳とは人が本来持っている守られるべき原理や権利、法則といったニュアンスでしたが、そういうものって、人は普段の生活で意識できないですよね。

あなたは基本的人権や、尊厳を持っています。。。。

そんなこと言われたって、「はぁ〜、そうですか」みたいになります。


そういう不可侵と言われるものって、侵されて失って初めて気づくものだと思います。

それは「あぁ私はもはや尊厳が失われてしまった・・・」という想いではなく、「私は生きていても仕方ない」「もう必要ない人間なんだ」等という自分の自尊心が低くなった言葉として表現されると思います。

なので、やはり尊厳を守る、支えるということは、他者によってその人の自尊心が高められることで、守られるべき、無意識の領域にまでなってくるものなのだと思います。


『尊厳』はイメージは湧きますが、それが何を指して、それを守ったり支えるとはどういうことか、私なりに考えてみました(^O^)

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この記事へのコメント
介護の研修や職場でも、尊厳を説明する際わかりやすく相手に伝えるためにはどうしたらいいのか考えていました。非常にわかりやすい内容だったので参考にさせて頂きます。
Posted by sei at 2012年08月05日 09:35
seiさん、コメントありがとうございます。
私の表現も一つの私案です。seiさんもぜひご自分の中の尊厳を考えてみてください。私も日々変化しており、この記事を書いたころとまた違った考えになってきたりしています。ありがとうございます。
Posted by kinsan at 2012年08月06日 07:31
私も、介護職についているのですが、尊厳のいみについてよく考えることがあります介護についてはまだまだ未熟なので色々と質問することがあると思いますがよろしくおねがいします。
Posted by チャッピー at 2013年10月22日 22:31
チャッピーさん、コメントありがとうございました!
尊厳、意味が深いはずなのに、介護の世界では当然のように使われていて、身近なのか、深いものかわからないですね。
私も考えて続けている者です。よろしくお願いします。
Posted by kinsan at 2013年10月25日 07:36
こんにちはー金山さん、坂本です。
あの坂本です。

介護保険の理念では、
尊厳を保持し
その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう
とあります。

自立と尊厳は並列で、別物のように理解されているというか、「自立」が独り歩きしてる気がします。

なぜ「自立」する必要があるのか?
それは「尊厳」を保持する為であると僕は理解しています。
尊厳を保持することで幸せに暮らしていくことを目指すシステムが
「福祉」であると。

尊厳と幸せをないがしろにした「自立支援」は手段が目的化したようで、ずっと違和感を覚えていました。このところ尊厳について伝える機会を頂いたので、ここに立ち寄って4年前の金山さんに追いつきました。(笑)


Posted by さかもと at 2017年05月16日 12:12
あの坂本さん、コメントありがとうございます(笑)

私は、尊厳と自立は便宜的に並列ですが、実は尊厳の中に自立が内包されているのではないかと考えています。

ちょうど、昨日受けた研修で「自立」とは何か書きなさいという問があったので私が書いた自立を書いてみますね。

自立とは、人が自分の生活・人生について責任を負って自己選択、自己決定しながら生きること。

それが担保されている人の環境やあり方って尊厳の保持≒基本的人権が保持されている状況ということではないかなぁと。

自立支援介護のあり方は、確かに偏っているのですが、一方で、悪化の防止、軽減にどれだけ寄与してきたかということは怪しいというのも事実かなぁと思っています。ただ、一義的に決められそうなこと自体は困りますね。
Posted by kinsan at 2017年05月16日 14:22
返信サンクス。
自立が「〜出来るようになる」という物質的な意味だけでなく、自己決定自己選択できる環境が担保されているという意味を含むというのはいいですね。
あと、記事にも書いておられるけど「自尊心」つまり自己肯定感を持てるということも大切ね。
たとえば認知症の方への訪問介護においては、家庭での役割を持ち、自尊心や自己肯定感を高めることも支援のあり方としてありではないかと思っております。長期目標が「家事が出来るようになる」ではなく、「家事の役割を担うことで自己肯定感を高める」というプラン、良いと思うんだけど。

こんどケアマネジャー連絡会の研修講師で、そんな事を話したいと思っています。
Posted by さかもと at 2017年05月16日 20:22
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