介護の専門性新提案の主体性を引き出す後輩・新人指導のリンクについて
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主体性を引き出す後輩・新人指導
2009年7月3日最近うちにも新人さんがいらっしゃり、指導すること、教えることについて色々と考えています。
先日他のデイを数件見学に行きました。
そちらで目に付いたのが、先輩職員さんやベテラン(その現場では)さんが後輩や新人さんに指導する時の様子です。
先輩さんたちはちゃんとした業務を教えようとしているのでしょうけど、はたから見ていると新人さんがただ単に怒られているようにしか見えませんでした。。。
先輩「○○(新人)さん、S(利用者)さんがイスからずり落ちそうになってるでしょ。ちゃんと上げてあげなきゃ」
と言いながら利用者さんの姿勢を直していました。。。利用者さんに声かけなしで・・・
また、新人さんが利用者さんの後ろ側から「Sさん、お食事なので手を拭きましょうね」と言って手を持ちあげ、拭いてあげてました。
それを見た先輩職員さん・・・
「いきなり、しかも後ろから立ったまま手を拭かれたら相手はどんな気持ちだと思う?ちゃんと相手に向き合って何をするか伝えてから拭かなきゃダメじゃない」
とSさんにも聞こえるような状況で後輩を怒っていました。。。
さてさて。。。
こうした状況は結構日常の現場の中で起きているのではないでしょうか?
私も新人の頃はよくこのように怒られていました。。。
このような指導の仕方、何が悪いと思いますか???
色々挙げられると思います。あなたも考えてみてください。
私は少なくとも次の2つを考えました。もっとありますが・・・
@利用者さんが不在である。というか、声かけしなかったり、利用者さんたちの前で怒ることは利用者さんにとっても不快感です。ギスギスした雰囲気を作ってしまいます。
A先輩は自分が良いと思うこと、後輩がダメだと思うことを決めつけて怒っている。つまり自分の思う良い方法を教えようとしているだけ。
先輩はただその場で後輩の良くないと(自分で)思う行為についてその場で怒っています。
これは先輩が後輩を指導しているように見えますが、裏を返せば
『えっ!?何でそんなことするの!?ダメじゃない!!普通に考えればわかることでしょ!?まったく・・・』
という先輩の心理が働いています。
つまり先輩の中の“正しいこと”を後輩に押し付けているわけです。
問題は先輩が自分の考えを正しいと“思い込んでいる”ということ。
後輩にその考えを“押し付けている”ということです。
『思い込み』は危険です。特に介護現場の場合、経験年数や有資格に基づく上下関係から先輩やベテランのやること、言うことは“正しい”という風潮があります。
しかし、その根拠はだいたい『ここではずっとこうだから』『あの人はこうだから』という程度のものです。
そもそも上の例を見ても、先輩職員の“自分の考えは正しいこと”という思い込みから利用者さんに失礼な行為になっていることに気付いていないのです。
正しくないかもしれないことを押し付けられている時、利用者さんはもちろん不快ですし、押し付けられる後輩はその矛盾にフラストレーションが溜まります。
また確かに後輩の至らない点があったかもしれませんが、先輩へのフラストレーションが勝ってしまい、後輩が自分の行為を見つめ直す機会を失ってしまうのです。
こうした現場に残るものは・・・
・質の悪い介護力
・ストレスのある人間関係
・置き去りにされていく利用者さん
です。
では、どうすればよかったのか?先輩の“怒る”が“叱る”という指導に変わる方法を考えてみます。
挙げられる方法は次の3つ。
・後輩に何故そのような行為をしたのか質問してみる
→→後輩自身が自分の行為を振り返り、共に改善していける
・人目に付く場所で怒るのではなく、じっくり考えられる時と場所で叱る
→→叱られた時の羞恥心やストレスよりも、叱られた内容に目を向けられる
・職場全体が新人さんや後輩を受け入れる体制を作る
→→新人さんや後輩はできなくて当たり前という前提。しかし、後輩や新人さんにしか無い新鮮な眼があることも忘れない。
つまり、その場で先輩の正しいという思い込みを押し付けるのではなく、後輩に「あの時はどんな考えで利用者さんにこう(しなかった)したの?」と責めずに振り返るように質問してみるのです。
後輩が何も目的や意識を持たずにした行為ならば、どんな目的を持てばよかったのかを考えさせる質問をさらに投げかけます。
「いきなり後ろから手を拭かれたらどんな気持ち?」
・・・・
「嫌ですね。そもそもSさんは伝えればご自分で手をふける方ですよね・・・」
目的や意識があっての行為ならば、本当にそれが利用者さんのためになっているかを一緒に考えられるような質問をします。
しかし、「こないだSさんが、昔から奥さんに後ろから手を拭かれていて、背後からの支援に安心感があるんだ、と言っていたので、後ろに立ったままやりました」
と、後輩から逆に「え!?嘘!?普通あり得ないよ〜」というような利用者さん独自の想いや生活スタイルの情報を得ることができるかもしれません。
それこそ、先輩の方が“普通”という常識を利用者さんにあてはめていたことになりますね。
大事なのは主体性、自発性を刺激して、後輩や新人さんに考えさせることです。
介護業界、利用者さんの主体性や自発性を引き出す重要性が訴えられていますが、現役世代だって同じです。人は誰かから押し付けられること、ましてや正しいか怪しいことを押し付けられることは不快感ですし、イライラします。
ですから、指導する側の職員は、後輩や新人さんの主体性を引き出すような質問力を磨きましょう。
あと、介護業界は経験年数が長いから良いということはありません。まぁ、経験が大事なこともありますが、人という十人十色の相手を仕事にしているのですから、過去の経験を現在の目の前の人にあてはめること自体が間違いですよね?
新人さん、後輩、更には実習生や見学者・・・こうした人は、内向きになりがちなベテラン職員さんに良い風を吹き込んでくださる“新鮮な眼”であることを忘れずに!
彼らの新鮮な眼を活用してより良い現場を作りたいですね♪
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Category 良い介護現場づくり
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年/1 90分POT三年生に話をさせてもらって
療法士事情が少しは詳しいのでがんすが
療法士の世界でも先輩の後輩へ 学生へ対する対応が
否定から始まる指導中心で
下の者はかなりのストレスをおぼえるみたいでがんす
ひどくなるとブログなどでは 「おまえ○ねや!」とか
「先輩面してうざいんだよ」とかを目にすることがあるでがんす
否定から始まる指導
体育会系ののりの根性入れの実習
学会での先輩へのお酌
どんどん専門性が人間性と反比例し
先頭にあるべき患者 利用者がなくなっていくでがんす。
療法士の世界も同じなんですね。。。人は支配欲や影響力、所有欲を持ちたがる生き物なんでしょうね。
うちの職場では利用者さんを一人の大切な存在として接する、という介護業界では当たり前なミッションでやっています。それって、スタッフだってみんな一緒ですよね?ということで、スタッフも上司先輩、部下後輩、みんな同じ大切な人として接していますね。
やっぱりお互いを尊重するという基本がなされなければいけませんね。
武ちゃんさんは本当に精力的に活動していらっしゃるんですね(^−^)
デイサービスで働きだしたド新人です♪
このブログとても参考になります^^
何をしていいのか全く分からずで、オロオロするばかりです。
質問をするタイミングがわからず、ただただ見ているばかり。利用者さんに、心配されて声をかけていただきました^^;
まずは利用者さんの名前と顔を覚えて、先輩職員の行動を見て、私も少しずつ利用者さんが安心して過ごせる場所を提供していきたいと思います
不安や緊張の毎日ですが、同じ介護の世界の仲間として一緒に頑張っていきたいです^^♪
ようこそ介護業界へ♪当ブログを少しでもよってぃさんの現場生活に活かしていただけたらこれ以上の喜びはありません!ありがとうございます!
新人さんが先輩職員たちのように仕事を全て出来ることはまずありません。そのことは日々の努力で何とでも挽回できます。
ただ、仕事と言っても単に“業務”を覚えるのではなく、介護の本質や、利用者さんに対するよってぃさんの想いを忘れずに大切にしてください。
先輩たちの仕事ぶりに目を奪われがちですが、新人である、今のよってぃさんにしか無い新鮮な視点や、想いや疑問を大切になさってくださいね♪
私も初心を忘れないようにしたいのですが・・・これが一番難しいのですよね・・・
また遊びにいらしてくださいね♪
いやぁ勉強になりますね。
先輩を「介護士」と置き換え、
後輩を「認知症の方」と置き換える。
すると認知症の方への正しい接し方、理解方法が紐解かれるわけですね!
不思議なことなのですが、介護業界(特に大きな歴史ある法人ほど・・・)は利用者さんにはその人らしさとかを尊重したり大事にしようと言えるのですが、同僚には人としてその人らしさを尊重することはできないんですね。
職場ではお金をもらっているのだから働いて当然、きっちりやれて当たり前なのですが、その当たり前に怒る側の価値観が強く反映されているのです。
介護業界の人材流出や現場の人間関係にはこのことに一因があると思います。
利用者さんにできるその人らしさの尊重。同僚にもしたいですよね。