介護福祉士会について

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介護福祉士会について

2014年12月11日


今日は入会して一年近くになる介護福祉士会について自分の考えを書いてみます。


介護の魅力の発信に代表されるように、最近介護という仕事の実際や現場の実態、専門性などを発信し、社会的認知度を高めることや正当な評価を求めるという声をよく耳にします。

私も2014年の後半は子育てに追われる以前のように、少しずつ現場以外の集いに参加する機会を得ました。

介護職の集い、有志の集まり、介護福祉士会の集い、厚生労働省内の会議、都社協のイベント、、、etc

こうした場では共通して下記のような内容が主張されているように感じています。

@現場は慢性的な人材不足である
A2025〜2035年に向けて人材確保が重要課題だ
B介護の待遇を向上させねば人が集まらない
C介護の魅力、専門性を発信して社会的評価を得ねば
Dしかし制度は締め付けの一方だ
E介護の暗い面ばかりがクローズアップされている
@に戻る。。。


それぞれの団体や集い、研究会、学会や個人が様々な立場や手法でCに注力していると感じてます。
私自身もケアに携わる、関わる様々な人々の集いを有志で開催していたのでその楽しさや、集う人々のエネルギーを十分に実感しているつもりです。

しかし、ある時から考えるようになりました。
「こうした自分が行っている集いや活動はCを達成する手段として直接的な効果があるのだろうか?手段として最も最速なものなのだろうか」と。

社会の仕組みや大人の事情を見聞きするうちに、やはり一番Cを行う役割を社会的に求められている公式なものは、職能団体である介護福祉士会だという考えに辿り着きました。
王道だと考えたのです。
メディアの取材などでも、私個人の考えと同時に「介護職全体としてはどういう意見が一般的なのですか、多い意見はどんなものですか」と問われることがあります。
つまり、介護職の総意としての見解、意見を社会は求めているのです。

よく見てみると国の会議、制度設計を話し合う場、他職種との公式な集い、介護職の代表として召喚されるのは介護福祉士会の者なのです。
悲しいかな、その代表する者の力や能力は関係なく、公式な介護職の代表は介護福祉士会だと社会は認知しているのです。それが建前だとしても。

これは介護に携わる者全てが認識しなければならない大切なことだと思います。

繰り返しますが、介護職の総意を発言する代表として周囲が捉えているのは介護福祉士会なのです。それが現在の社会です。個人はやはりあくまでも個人なのです。


そして、これは恐ろし事実を孕んでいます。

社会が介護職の代表だと捉えている介護福祉士会は全く介護職の総意を反映していないということです。
つまり、介護福祉士会の組織率が悲惨なのです。


医師会は約60%、看護協会は約40%、社会福祉士会は約20%、さて介護福祉士会の組織率は何%だと思いますか?



4%です。東京都にいたっては2%です。


皆さんこの数字をどのように捉えますか。

介護福祉士会ビミョ〜、ですか?

私もかつては介護福祉士会の不透明さや、何をしているのかわからないという実態から会を敬遠してあました。
有志の集いの方が楽しかったし、集いのネットワークもしがらみが無くライトでした。

しかし、介護福祉士会の社会の認知を知るにつれて、この絶望的な数字に恐れと同時に情けなさと恥ずかしさを感じるようになりました。
なぜなら、世間が介護職の代表だと認知し、扱っている団体が全く代表の役割を果たしておらず、しかし、代表として公式な場で発言を求められているのですから。

まるで、民意を反映していない選挙みたいですよね。

繰り返します。
社会に発信する必要性を痛感している私たち介護職の主張は、私たちの総意を反映していない介護福祉士会が総意として公式な場で発言していることが実態なのです。

焦りませんか?

このような現状では介護職の立場や実態、専門性、現場の利用者さんの代弁は制度に反映されずに翻弄されますよね。


ところで、介護福祉士会に入会しない理由の第一位は「入会するメリットがわからない」です。
これは職能団体自体を捉え間違えていると思います。
そもそも、介護福祉士会が介護福祉士に何かをしてくれるのではなく、介護福祉士が介護福祉士会を使って何かを成すのです。


介護職は社会からたくさん応援されてますし、尊敬の念も持たれてますし、期待もされています。
しかし、介護福祉士会に入ってからは、多方面から応援以上に、責任と行動を問いただされ、詰められることを感じています。

私たちはそろそろ、社会から守ってもらう介護福祉士ではなく、社会に貢献できる専門職として自らの価値や存在を打って出ていかなければならないのではないでしょうか。

なぜ4%の人間だけが社会の要請や厳しいご意見にさらされているのでしょうか?
残りの96%の介護職も、社会の声に真摯に耳を傾けて自覚と責任を持って行動しなければならないのではないでしょうか。

今や介護に携わる人、介護を必要とする人、家族、その他を含めると、国民のかなりの人が介護関係者です。
その現場の声を代表する立場を自ら切り開かなくては介護職の魅力はいつまでも抽象的な概念に留まるだけです。

介護福祉士会に魅力がないから組織率が低いのか?介護職の自覚が低いから介護福祉士会が変わらないのか?
前者だけが原因ではないと自分を振り返って感じます。

組織率が低い中、大きな貢献や主張も出来ていない介護福祉士会は魅力が薄いものです。
しかし、この会は否が応にも社会から介護職の代表として認識されています。
ならばそこの場を存分に活用して介護職の総意を発信していかなければ勿体無いし、いつまでも介護職は社会におんぶとだっこのままです。
自立した専門職になるために、この組織を強くしていきたい。

職能団体が本来果たすべき、専門性の確立(研究)、介護福祉士の質量の確保(教育、環境整備)、現場の代弁(臨床)を第一線で行える組織にしたい。



そのように考えてます。

追記 貴重なご意見を頂きましたので捕捉させていただきます。

介護職になって10年、私は介護職ではないたくさんの方々から応援と同情を頂きました。
3Kで課題山積みの介護職を頑張っていて偉いねと。多くの介護職は世間からこのような評価をもらっていると私は感じてます。
しかし、この一年、介護職への同情以上に介護職への落胆や批判、飽きられの言葉を聞きました。それは全て介護福祉士会関連の場でした。
「社会の声に真摯に耳を傾けて自覚と責任を持って行動しなければ」というのは私の言葉ではなく他職能団体、家族会、国の方々から頂いた声です。
確かに介護福祉士会自体は活動も魅力も薄いかもしれません。
しかし、介護職以外の公的な場ではそう思われていません。
何故入会した自分たちだけが応援と同情以上に厳しい批判を頂くのだろうか?と感じました。
それはこれからの超高齢社会や地域包括ケアシステムの中では介護職も専門職の一翼として自立してもらわなければ困るという切実な声だと思います。

今、地球温暖化の国際会議が行われています。日本の代表はCO2削減など世界から厳しい声を頂いてます。しかし、私含め全ての日本国民がその批判に真摯に耳を傾けて行動しているか、日本の代表に温暖化問題について意見を届けているかといえばそんなことないですね。

例えるならばそのような感じです。

私は入会すべきだとは今は言えません。そんな魅力的な会ではまだないですから。そして自主的な活動や団体を批判するつもりもありません。自分もやっていたから。

ただ、入会する前後で感じた社会が介護職に対して持つ声を知り、想像以上に介護福祉士会が介護職の代表として存在していることを知りました。介護職の中での存在感は薄いですが。
この記事では自分は今はこう考えてこの道を選択した、とだけ伝えたいです。

逆に言うと、金山はこれだけ啖呵を切ってどんな行動をしたのか︎という品評会に応募したようなものですね。

また、ここまで社会と介護職自身から信頼を勝ち取れてこられなかった介護福祉士会自体にも大きな責任があるでしょう。今後の活動如何では存在の存続自体も危ぶまれるかもしれません。
そのことは、しかしながら介護福祉士会の者だけでなく、介護福祉士全体が認識すべきことだと私は考えてます。

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Category コラム

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この記事へのコメント
初めまして。介護福祉士をやっている者として記事を読ませていただきました。今までの自分の考え方を180°変えさせられる内容で、何度も読み返してしまいました。また、文章がとても分かりやすく、しかも、読み返す毎に新しい気付きもありました。自分達の権利ばかりを主張するだけでなく、義務もしっかり果たす必要があります。介護職員の待遇改善面の訴えだけをするのではなく、身近な団体や組織を利用してもっと外へ向けて自分達の仕事や声を発信していく事が大切だと、今後やっていこうと実感しました。
Posted by ROCKY at 2015年10月18日 01:31
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