ちゃんと自分の仕事をやる

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ちゃんと自分の仕事をやる

2015年6月28日

あなたが利用者さんから”その人らしさ”を感じる時ってどんな時でしょうか。
どんな時に「あぁ、◯◯さんらしいなぁ」と感じるでしょうか。
こう考えることは簡単なようで、私にはコペルニクス的転換だったんです。

私はいままで「その人らしさとは何か?」という問いを立てて頭の中でグルグル。。。なかば自慰行為のように、考えるというエクスタシーに浸っていました。
よく考えると気持ち悪い。というかタチが悪い。

結局、定義付けていないから行動に結びつかず、行動に結びつかないから実績として残らず、価値ある実績として世に出てないから、自分の手のひらだけで浸る満足というキモイ世界にいたのだと思います。

私、人の目がすごく気になるから、整った綺麗なものじゃないと自分が何言われるかわからないので、怖くて出せなかったんです。
でもなんか、考えることしているだけでもちょっとエラく見えるらしく、自分の鼻は高くなり、決して折らせない哲学風な安全地帯にいようとしたんですね。



そんなちっぽけな自分の隣で、認知症ケアの権威で業界の吉永小百合さんはシャウトされました。

「私たちは利用者さんのために、利用者さんがどんな状態にあってもその生活をなんとしても支えるんだ!という気持ち、行動。それこそが私たちのなすべき事ではないですか!!目の前のその人のためにただ現場で実践する!それが私たちなのではないですか!!」と。

20代の頃の私はただひたすら彼女と同じ事を吠えていました。その誇りと言動が伴わない介護職にはイラつき言葉で刺し殺してました。
そんなギラついた自分は大切な事をどこかに置きわすれていました。
40年経っても同じ事を言い続けているという彼女にただひたすら感謝いたします。



私の担当の利用者のAさん。ここ二ヶ月で急速な症状の変化があり、日に数時間は激昂しているAさん。ご高齢とはいえ、大人の男性に腹の底から大きな声で怒鳴られて、それを正面から受け止めるのは多少なりともたじろぎもします。

そのAさんに「おめぇはなんなんだーっ!!」「ごちゃごちゃやってんじゃねぇーっ!!」「何しに来やがったんだっっ!」とAさんは眼光を真っ直ぐに私の眼に突き刺して怒鳴りました。

私は「私はAさんを支えたい。Aさんが困っていたらそれを助けたいです。Aさんがわからないなら伝えたいです。私はAさんを応援するために今日きました。Aさんを応援する事が私の仕事なんです。私は自分の仕事をしにきました。Aさんを応援させて頂けませんか」とAさんの眼光を真っ直ぐ見返して伝えました。

業界の大先輩に思い出させていただいた事を今日私の目の前にいる認知症をお持ちのAさんに伝えました。「あぁ、これが自分の仕事なんだ。そうだ」って思いました。

Aさんは大声で怒鳴ったのと同じボリュームで言いました。
「そうかっっ!!頼むぞっっ!!おれも一生懸命仕事をやってきたんだ!!あんたもしっかり自分の仕事をやってくれ!!私を助けて下さい!!」
と長年仕事をしてきた右手を差し出してきました。驚きました。

「自分の仕事をしっかりやれ」

Aさんの右手を握りながら、その怒鳴り声の奥にあるAさんに出会った頃の優しさを感じました。

その時、Aさんらしさを感じたんです。


思い返すと「◯◯◯さんらしいなぁ」ってこれまで利用者さんが感じさせてくれた時は、いつも利用者さんたちの言動に驚かされてきました。

家父長制度の君主みたいな頑固オヤジな男性利用者さんが、入院した妻のために他の女性利用者さんたちに頭を下げて折り鶴の作り方を教わって千羽鶴を作ったように。

息子さんに殴られて前歯が飛んだほぼ全盲の女性利用者さんが「私はこの家で息子を守るの!」と私に叫んできた時のように。

下着同然の格好で、ものぐさな様子だった男性利用者さんが若い女性スタッフと出かけると決まったら、ずっと帰っていなかった家に帰って皮のジャケットとサングラスを身につけて髭もそってちょいワルになった時のように。

ほとんど話しが出来ないくらいのターミナルであった元教師の女性がら夏休みのスタッフの子供がはしゃぎまわっていたら「静かにしなさい!」と凛とした声を出した時のように。


私はその人らしさを感じた時はいつも驚かされていたんだと思い返すんです。

全然綺麗じゃないです。

その人らしさとは、利用者さんに驚かされること

なんて。

でも、考えるマニアから、自分でとりあえず決めたことを追求してみることが今の自分には大事なんだと思います。

利用者さんから驚かされるって、利用者さんが自分らしさを発揮して自然に、一生懸命生きている姿だから。
それを一杯みたい。

そんな自分らしさ全開の利用者さんばっかりになったらきっと楽しいし介護職やっててよかったって思えるに決まってるから。

マニアに考えるのは言葉のあり方ではなくて、自分なりに定義付けた利用者さんに対する一生懸命な自分の仕事を前に進める実践でたくさんやればいいんだと思った。

うちの利用者さんたちが私を毎日驚かせてくれる。そんなのワクワクします。


いろんな人に感謝です。ありがとうございます。仕事をしっかりやります。

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