介護プロフェッショナルキャリア段位制度 アセッサー講習にて

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介護プロフェッショナルキャリア段位制度 アセッサー講習にて

2015年10月20日

本日は介護プロフェッショナル キャリア段位制度 アセッサー講習に参加してきました。
前評判を人づて程度にしか聞いていなかったこの制度について、なんとか課題をこなして、十分とは言えない理解でやっとここの日を迎えました。


賛否両論あると言われるこの制度ですが、私は大人の私情は省いた上で、この取り組み自体についてはまず賛成を、それも強く賛成したいと考えております。

この制度自体についての詳しい説明はホームページをご覧ください。
https://careprofessional.org/careproweb/summary
簡単に言いますと、評価される介護職(被評価者)の介護技術について、全国一律の評価項目に基づき、できているかできていないかを現認(実際に目の前で見る)を主として評価し、介護職としてのレベルが認定されるものです。
私はその被評価者を評価する評価者(アセッサー)の講習を受けてきたわけです。

内容はとりあえず置いておくとして。

そもそもなぜ介護の質の評価が必要なのか。

紐解くと、これからの日本の超越高齢社会では介護職の確保が必要です。約30万人以上。
ではどんな人手でも構わないか?
いやいや一定の介護ができる人材でないと、ただ頭数だけ居れば良いというものではありません。

一方、介護職の離職率定着率の低さが問題になっています。
介護労働安定センター等のデータでは「仕事内容の割に社会の評価が低い」という答えが一定数あり「自分の介護の質に不安がある」という声もありますと。また「介護職としての将来、キャリアアップに不安がある」と。

つまり、自分たちの仕事が社会に評価されず、将来も見えないという不満がある一方で、自分たちの仕事の質が良いのか不安だと言っている職種だということですね。
それは、社会は認めてなんかくれませんよね。


介護職が優しさや笑顔や愛情という情緒的なことに偏重し過ぎていることは5年くらい前に書きました。
「介護の心を解体する」http://kintokaigo.seesaa.net/article/169364673.html

これわかりやすい例えが公共広告機構でたくさん流れたCM。
「想いは見えないけど、想いやりは見える」というやつです。

私は介護の心の一つ「優しさ」や「愛情」などは「適切な介護技術」「基本的な介護技術」というものによって体現されていると言い換えられると考えています。
そんな、抽象的な概念を言動として見えるようにすることで初めて私たちは評価される対象になりうるのです。


その評価できるように細分化して項目化したものが介護キャリア段位制度です。

例えば入浴時にカーテンやバスタオルなどでプライバシーに配慮しているか?

できている        できていない

というシンプルな評価です。


さて、サービスの質とは以下の三つで評価されるのが他業種、他業界では通例とのことです。
すなわち
『@構造(ストラクチャー)』
『A経過(プロセス)』
『B成果(アウトカム)』

@は今の日本の介護業界で、人員配置や設備基準を満たしているかなどで評価するもの。
Bはアメリカで多いそうで、要介護度を改善させることや、転倒率を下げるなどだそうです。

@だけで介護のサービスの質の評価が出来るはずはない、と業界の人ならわかっているはず。
Bは今の介護報酬体系(要介護度が重くなるほど報酬)などでは取り組むことにバイアスがかかる。

キャリア段位制度はAに着目し、このプロセスを評価するものだそうで、世界的にも例のない取り組みとのこと。

この評価項目はモデル事業など、様々なデータを分析して、介護職が広く行っている基本的な項目として必須な介護技術が挙げられています。



私は介護職の個性や経験則や関係性が成せることもたくさんあると知っていますし、そうした我と汝だから生まれるケアの、人としての領域があることは体感的に知っています。
ナラティブに語るエピソードはたくさんあります。

その上で、でも介護職として当たり前に成すべき基本的な介護技術はあるよね。と強く思っています。
キャリア段位制度はそこを評価するもの。そしてレベルに応じてその評価される項目が増えてくるというもの。

そういう制度です。


私は介護の質の評価はずっと命題だと考えてます。批判はたくさんありましょうが、これをこうした形で取り組むことを始めていることに敬意を表します。

ただ、最大のネックはこの評価を行う私たちアセッサーの熱意と力量(現認の観察力やそれを残す記録力など)と、職場や業界の理解が必要不可欠ということです。
私たちに課せられたのは単に職場のスタッフを評価することではなく、「学習し、学び、高め合う文化」「改善し、体系的に教育できる仕組み」「当たり前のことを当たり前に行える専門性」を仲間とともに創り上げていくということでした。
介護職の現場を創ることとイコールです。


本来ならば、我らが介護の専門性とは?と探求すればたどり着き、そして主体的に取り組むべき事柄です。利権もあまり絡まずに職能団体たる介護福祉士会が担えていれば今ほど批判もなかったと思うのですが。。。

いずれにせよ、もう始まってます。それも厚生労働省を飛び越して内閣府主導で。上から降ってきた制度ですから不満も批評もありますが、国民からしてみれば「じゃぁ介護職はわかりやすい質の評価を生み出してきたのか!?」と言われたらそれまでで。日本の高齢化と債務超過は介護福祉士会の取り組みを待ってなんてくれません。

だから、できた制度を使い、深め、取り組んでいるからこそ挙げられる改善を重ねていくべきだと思いました。


まずはやってみる。


この制度の取り巻きの人たちは知りませんが、この制度を使命感と熱意を持って創設してきたであろう方々には敬意を表します。一緒に一端となって築きあげることに尽力したいです。


ちなみにこの制度を輸入したいという国は多くあるそうです。でもできない。
何故なら、要となる現場の質の評価者(アセッサー)になり得る人材が他国には相当数いないからだろうとのこと。

つまり、介護の心を持って現場に立つ者が日本にはいるからだ!と。


これだけ鼓舞されたら、日本の介護職として、誇りを喚起されないはずないでしょう。

昨日までよく理解していなかった制度の一面的な話を聞いて盛り上がっている自分なので、単純ですが、職場のみんなとやっていきたいと考えました。


今日の講習の最後にあった、テスト。。。
合格しますように。

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