“介護士”は存在してはいけない

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“介護士”は存在してはいけない

2016年2月13日

ずっとおかしいと思っていることがあります。

それは「介護士」という言葉です。これはいつの間に世の中に出てきて浸透したのかわかりませんが、造語のはずです。そして公式にはこんな言葉も職業も存在しないと思うのです。探してみましたが根拠にたどり着けませんでした。(根拠があったら教えてください)

しかし、ネット上でもリアルな場でも「介護士」という言葉は共通言語になりつつあります。


介護士とはおそらく、使用されている方々の文脈から察するに、介護を仕事としている人を指しているのだと思います。

しかし、それを言い表したいのであれば、現在厚労省など、公式なところでの言葉は「介護職」もしくは「介護職員」が使用されています。後者は特に人員や人材確保など、数を表現する時に用いられているようです。

ですから、介護を仕事としている人全般を言い表すには「介護職」が適切だと考えます。



介護士でも介護職でもどっちでもいいじゃないか、と思う方もいるかもしれません。



しかし、介護は現在多様な経緯や経験を持って働いている人が多い現場です。

今後は、新しい総合事業の流れの中で、地域住民や有償ボランティアと呼ばれるような方々も介護事業の中で仕事として介護に携わることも出て来るでしょう。

どこからどこまでが「介護士」なのでしょうか。



○○士をつける「士業」と呼ばれる職種は、定義や解釈は色々とあるようですが、一定の専門性を持つ職種につけられるものだと私は一応捉えています。
ですから、認知症のケアに関する専門性を担保した資格として「認知症ケア専門士」がいたり、レクリエーション活動を介護の現場で展開する専門性を持つ資格として「レクリエーション介護士」がいることは理解できます。

介護は専門性を持った職種で、誰でもできるものではない!という想いを込めて、介護に士をつけたいということは心情的には理解できます。

しかし、介護に士をつける職種は「介護福祉士」というものが存在しています。
介護福祉士が担保し、社会的に位置付けられている価値を置いて、介護士は介護福祉士と比べてどんな専門性を有しているのでしょうか。

介護士という呼称を使用している人はこの中に介護福祉士も入っていると認識して使用しているのでしょうか。


介護の唯一の国家資格たる介護福祉士からとても重要な“福祉”を除いた呼称が流通していることに非常に危機感を覚えます。


介護士を広めたのは個人的な推測ですが、著書などもある有名な業界人で「笑○介護士」と名乗っていた方。
他には「○○歳の介護士の女が逮捕されました」とメディアでもこの呼称を使用していることが大きいと思います。
メディアでこの言葉を使っている根拠があれば不勉強なので本当に知りたいのです。教えてほしいです。お願いいたします。

介護士は介護福祉士も、介護職員初任者研修修了者も、無資格未経験者も、有償ボランティアも、上級資格である認定介護福祉士まで含むのでしょうか。それはありえないと私は考えています。
介護を仕事にしたいる人たち全般を言い表したいのであれば「介護職」を使い、専門性を担保している職種を言い表したいのであれば「介護福祉士」や「介護職員初任者研修修了者」と使うべきです。
無資格未経験で介護の仕事をしているならば介護職です。


介護職は言葉に無頓着だとよく言われます。

尊厳や自立、支援、援助、ケア、終末期、様々な言葉について、その意味を深めて考えていかなければならないと思います。
そして、誤った解釈が流通しているならばそれを訴えることも私たち専門職の責務ではないかと思います。

介護福祉士会は介護士に違和感を持たないのでしょうか。。。


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