幼稚園で学ぶケアと専門性

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幼稚園で学ぶケアと専門性

2016年8月27日

娘も3歳になり、最近の家族行事は『幼稚園の入園説明会巡り』です。

いくつかの入園説明会に参加しましたが今回の説明会は異色でした。

幼稚園の先生たちが皆黒いスーツを着て、お出迎え。園内の見学は特に案内もなく、2時間半ぶっ通しで理事長兼園長先生が方針のプレゼン。
2台並んだらアップルのPCを駆使して動画やスライドを進めていくやり手の若手理事長先生。


一発目は力を入れている英語教育。ネイティヴの先生と楽しそうに英会話する年長さんを前面に出してつかみはオッケー。
愛情と母親と子供の発達関係、現役トップモデルを呼んでの姿勢や運動からの発育、トップアスリートやオリンピック選手による実践体育、アレルギー体質の子供が増えている原因を明らかにしてからの食育プレゼン。

どれもそれまで見てきた幼稚園説明会だけでなく、私自身の子育て、幼稚園のイメージをぶっこわすプレゼンでした。

古き良き幼児教育、幼稚園のイメージを壊し、革命を起こすような風雲児という名が相応しい理事長先生でした。年齢は私よりちょい上くらいかな?いってても40前半。
どの業界にもいるんですね。


日頃の私の興味関心からすると、人体や人間の発達、成長という話のオンパレードなので、メチャ面白いわけです。
周りを見てみると、ウンウンうなずいているママさん多数。

専門的で科学的エビデンスに基づき、各界のトップレベルの人材を集めての最先端の幼児教育なのでしょうね。子供の身体や心のことを専門性という側面からそのレベルまで考えたり分析したり、接してきてはいなかったなぁと。
まさに、プロフェッショナルが提供する仕事。という印象でした。



メチャ面白いプレゼンと納得感の入園説明会。


ただ、、、、






響かない。


不思議。


なぜでしょうか。


介護福祉や自分が行っている仕事で、こんなプレゼンに出会ったら、きっと目をキラキラさせて、その幼児教育という名のケアについて深めて質問をしたいなぁと思ったはずです。

しかし、頭ではすごいなぁ、ここの幼児教育は専門的だなぁと感心しているのですが、響かない。
つまり、自分の娘を預け、一緒に育てていくための幼稚園だと思うには至らなかったのです。

説明会の最後に、優先的に入園できる体験保育を無料で行うという発表があり、周りのママさんたちがみんな書き書きしていて、だから理事長先生のプレゼンはきっと何か届いたんだと思います。商売としても上手だなぁと感心。
(ママさんたちはパパよりも実務的に普段の生活の中から判断しているでしょうから、一概に理事長先生のプレゼンによる影響のみではないでしょうけど)


なぜ響かなかったのでしょう???


@幼児教育に対する私の意識やイメージが古すぎて、最先端の幼児教育を受け入れられなかった。

Aこれを現場の若い幼稚園の先生が話していたら違った?現場の声として届かなかった。

B一部、正論すぎて我が家の子育てを否定されたような気がした?

Cぶっ通しのプレゼンだったので娘を含め、たくさんの子供達が飽きたり泣いていた。ご本人不在?子供本人の幼稚園に対する反応がはかりにくかった。



とりあえず思いつくことを挙げてみました。

私は普段、理事長先生のようなことを考え、発信しているのかもなぁ、とふと振り返りました。

私の専門は介護福祉、理事長先生の専門は幼児教育。どちらも人間の成長と発達と健康と安全と社会性を“ケア”する責任ある仕事です。

ですから、日々より良いケアを模索する必要があるし、科学的エビデンスに基づき、専門性を構築していく必要があり、それが国民への価値の還元となるでしょう。

ただ、それを享受する側がそれを受け止められなければ、質の高い専門的なケアも世に受け入れられません。

ですから、結局、ケアは「相手との信頼関係」「合意形成」がなければ先に進まないということなのかなと思いました。


@Bはバイスティックの原則で言えば、個別化の原則や、受容、非審判的態度に反したのでしょう。
Aは、普段娘(本人)と関わる実践者の、現場職の声でなかったから、信頼を寄せるに値するか判断がつかなかったのでしょう。つまり共感がなかった。
もし、理事長先生にお子さんがいたとして、そのお話をほんの少しでもしてたら印象は変わっていたのでしょう。
Cはまさに、当事者不在。ま、家族(親)に対するプレゼンの日ですから、仕方ないと言えば仕方ないのですが。

そんなことを感じました。


他業種に学ぶケアの発信。
発信の手法に関しては多分に学ぶべきところがあり、かつ面白かったです。

しかし、何かが足りないと、本当に必要な人たちには届かない。届かなければ意味がないのかもしれませんが。


余談を2つ。

そういえば、保育園は厚生労働省ですが、幼稚園の管轄は文部科学省。ケアというよりも、教育学という側面が強いのかな?と。その分、福祉的な視点が、足りなかったのかな?新進気鋭な理事長先生だからこそなおさら。

あと、やっぱり子育て、ケアにとって一番大事な「愛情」や「共感」のくだりを聞いていて。
うちの妻は娘に対して、自然にそれを3年間やってくれていて、心から尊敬と感謝をした次第です。
そして妻を育てた義理の両親に対しても。。。

愛情の世代連鎖。今日の学びの1つ。

娘には少なからず今日学ばせて頂いたことを心に留めながら、楽しく子育てをしていこうと思いました。

そして夜勤へ旅立つのでした、、、



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Category コラム

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